追試テストと聞いて、良く思う人はいないと思います。
生徒にとっても親にとっても、聞きたくない言葉の一つではないでしょうか。
しかし聞きたくなくても、現実から逃げることはできません。
頑張って勉強していようがしていまいが、追試と言われたら追試なのです・・・
そうです。
「あと少し」と書かれようと、追試を受ける必要があります(笑)
写真では表情が見えませんが、残念そうな顔をしていました😞
反省の意を込めてこの写真を撮っています。
ですがもちろん、写真を撮るだけではダメです!
きちんとなぜ間違いをしてしまったのか、二人で一緒に全て確認しました。
冬休み明けの確認として受けた、この英語のテスト。
確認ということで内容はこれまでの復習問題となっています。
(ちなみにこの生徒は中学一年生です)
間違いを確認していると、初歩的なミスからケアレスミスまで出るわ出るわ・・・
なんでこんなに間違ったのか、ガックシしてしまいます。
しかし間違った「理由」や「原因」を確認すると、意外にも理解できている部分が多くありました。
一緒に解き直しをすると、かなりの問題が解けていたのです。
となると点数が振るわなかったのは、単純に演習不足(テスト勉強不足)だったと分かりました。
では「なぜ」テストがあるのに勉強をしていなかったのか、改めて確認しました。
すると
「英検があったから」
と一言。
たしかに一月中旬ごろに、初めての英検にチャレンジしました。
初めての英検は不安なことが多いのも確かです。
私の授業でも、つい先日まで英検対策を行っていましたし。
英検に集中していた+確認テストだから大丈夫という気持ちが、今回の結果を招いたようです。
つまり、追試になってしまった原因は「英語の学力不足」ではなく、「勉強の管理不足」ということが分かったのです。
英検の勉強に集中すること、これ自体は悪いことではありません。
むしろきちんと勉強ができることは良いことでしょう!
しかし、英検や漢検などの外部試験を受けるときは、気を付けなければならないことがあります。
それは学校のテストや行事と被ってしまうことです。
そうなると二つ以上のことを同時にこなす必要が出できます。
いわゆるマルチタスクですね。
大人でも難しいマルチタスクを、子供がする必要があるのです。
これはもう先生や大人の力を借りる方が無難です。
「勉強の管理」は先生と一緒にしてもらいましょう!
しかしなかなか生徒から相談してくれないのも現実。
気付いたら急に
「明日テストがあります」
なんて言われることも・・・
これはもうどうしようもありません(笑)
先生側もこのようなことがないように、日々勉強管理には気を使っていますが、週に一回程度の授業だと限界があります。
ですが生徒から相談してもらえると、今回のような追試も防げたかもしれません。
先生に言われたことだけをするのではなく、自分で考えて行動する必要がありますね!
能動的に行動することを、身に付けてほしいと思います!
ちなみに、追試を受けたからと言って悪いことばかりではありません。
生徒と勉強管理について話ができる、良いきっかけになったと思っています。
「勉強で分からないところだけじゃなくて、勉強の進め方も相談する」
と言ってくれました。
追試テストでは、見事100点を取ってきてくれました!
今回の写真では嬉しそうな顔をしています(笑)
100点を取ったことだけではなく、他にも学べることが多いテストでしたね。
しっかりと一つ成長してくれたように感じました!
学校の英語科の先生はこのような振り返り冊子を作ってくれていました。
この記事を読んでくれた方はもうお分かりだと思いますが、「振り返り」はとても大切なことです。
追試だからと言って文句を言う暇があるのなら、今後を見据えて何が課題なのか振り返りましょう!
最後に一つ補足をすると、この冬休み明け確認テストで追試を免れた生徒は3人しかいなかったそうです。
振り返ることを前提として、作られたテストだったのかもしれませんね。
今回はこの機会を大いに活用できたと思います。
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